長持ちする家にしたい
そんな要望から施工の相談が始まりました。
弊社ブログをご覧いただいたお客様から問い合わせをもらい訪問しました。
クローゼットや押し入れのカビが気になり、小学生のお子様が2人ともアレルギー体質らしく今後この家に住むにあたりしっかり点検してもらいたいと。
※この家は中古で2年前に購入したとのこと
立地からすると2階の陽当たりはいいものの1階はあまり陽当たりがよくない。
床下を点検したところ、防腐剤が切れ始めているのか水周りを中心に所々カビが発生している。(腐朽菌の発生はなし)
一般的に防腐剤は新築時に必ず施工してあります。
※防腐剤に浸した木材を使用する場合と後から防腐剤を塗っている場合がある。
その防腐剤のもちは10年から20年といった具合に環境や施工方法によって大きくばらつきがあり、そのままにしてしまうといつの間にか床下がカビだらけなんてことも多々あります。
一見きれいに見えますが、うっすらカビが発生しています。
カビや木を腐らせてしまう腐朽菌は、水漏れや床下の湿気、床下の通気の悪さによって発生します。
そして防腐剤が切れてきてしまった時の対策は大きく分けて3つあります。
1 防腐剤を再施工
2 床下換気扇の導入
3 調湿材を入れる
点検の際は、上記をそれぞれの床下の環境に合わせ必要な工事を案内します。
わかりやすく言えば、床下に腐朽菌やカビが多く発生し土で湿気が多い上に通気が悪い場合は1から3をすべて施工しますね。
今回に関しては、ベタ基礎で湿気がとても多いわけではなくかつ通気も悪くないので、防腐剤の再施工もしくは調湿材を敷く、どちらかといった状況でした。
考え方として、発生しているカビをとるか、そもそもカビが発生している環境自体をどうにかするかです。
調湿材を敷くことで、湿気を適度に抑え、カビの発生を抑止できれば、今後防腐剤の施工が必要なくなるので長い目で見れば防腐剤を再施工するよりコストを抑えることにもつながりますし、床下の基礎など湿気によって劣化するものの劣化防止にもつながります。
そして今回はお客様との相談の結果、調湿材施工の注文をいただきました。
調湿材 施工
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