本日は、長年弊社にて床下のメンテナンスをさせていただいているお客様からの依頼で基礎コンクリートの補強・補修工事をしてきましたので、その際の作業の様子を紹介します。
基礎の補強工事の様子アラミド繊維連続繊維補修・補強工法
施工の下準備
工程1 プライマーの塗布
プライマーを塗る理由は、この後の工程で塗る材料を下地(基礎コンクリート)に確実に密着させ後の剥がれなどを防止する為に施工します。
工程2 ニュータフロン塗り付け1回目
ニュータフロンは商品名です。
エポキシ樹脂製でコンクリートの保護・補修・補強材として使用しています。
元々エポキシ樹脂は工業用の接着剤によく使用されており、更にカーボンチップを補強材として入れています。
空気との接触で日々劣化していくコンクリート表面を覆うことで非常に高い劣化防止効果で劣化を防止し、コンクリートを長期にわたり保護し、コンクリートの耐久性を高める補強効果があります。
工程3 アラミド繊維の貼り付け
アラミド繊維はその強度から防弾チョッキにも使用されており、阪神淡路大震災で高速道路の橋脚が折れるなどして倒壊してしまったことを基に高速道路・新幹線・コンクリート製の橋などの橋脚補強・補修工事にも採用されている耐震性、耐久性に非常に優れた効果を発揮する材料です。
工程4 ニュータフロン塗り付け2回目
ここで使用する材料は工程2と同じ材料です。
仕上がり 施工完了
終わりに
地震への不安から、年々基礎コンクリートの補強工事や耐震金物のホールダウン金物の施工依頼が増えてきています。
この度のお客様もメンテナンスも含め15年ほどお付き合いをさせていただいていて、以前から基礎補強の提案をさせていただいており、代替わりした息子さん夫婦がこの先も住み続けると決まったことをキッカケに、もう一度基礎補強の案内をしてほしいと連絡をいただきました。
シロアリ駆除や予防だけでなく、床下の環境改善や耐震対策などのご相談もお待ちしております。
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