シロアリ大発生!!第2部 シロアリ駆除 築20年木造住宅(東京都瑞穂町)

コンクリートスラブ処理

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これまた、久しぶりの記事になってしまいました。
本日は、第1部で紹介した点検後のシロアリ駆除施工の様子を紹介します。

シロアリ駆除 施工の様子

この物件は、第1部でも説明しましたが不動産業者様からの依頼で買い手のついた築20年の木造住宅で、蟻道も多く被害箇所の多く、更に被害が床上まで達していた現場でした。

床下での作業の様子

床下での作業は、被害箇所および被害の可能性のある個所への穿孔注入作業、木部散布、土壌面帯状散布・面状散布です。

①穿孔注入処理
圧力をかけ木の内部に薬剤を注入することで内部で活動しているシロアリを駆除します。
②木部への薬剤散布
床下に面している木部へ薬剤を散布し、さらにお風呂場に土台の内側など、床下から直接散布出来ない場合でも、いかに薬剤を行き届けさせるか考えながら作業します。
③帯状散布
蟻道は、基礎沿いや水道やガスなどの配管の隙間などに作られることが多いため、帯状に薬剤を散布し、シロアリの侵入を防ぎます。
④面状散布
床下の土壌面へ隙間なく均一に薬剤を散布し、シロアリの侵入を防ぐバリア層を作ります。
予防に関する所でいえば、如何に床下にシロアリを侵入させないかその為の作業でもあります。

床上での作業の様子

床上での作業は、コンクリートスラブ処理及び壁内への薬剤注入、被害箇所への穿孔注入処理などがあります。

玄関での作業

⑤コンクリートスラブ処理
タイルの下にある厚さ20~50㎝の土間があり、コンクリートドリルで土間を貫通するまで穴をあけ、その下の土壌へ薬剤を加圧注入します。
⑥玄関ドア枠への穿孔注入処理

お風呂場での作業

⑦壁内への薬剤注入
ここは、床下から薬剤を散布できない箇所であるため、壁に穴をあけ拡散ノズルを使用し薬剤を散布します
⑧コンクリートスラブ処理
在来工法のお風呂場も床下は土間になっている為、玄関と同じようにコンクリートドリルで穴をあけ薬剤を注入します。
⑨お風呂場ドア枠への穿孔注入処理

床上での駆除作業

和室入り口のドア枠と敷居にシロアリの被害がありますが、リフォーム予定なので作業しなくていいですよと言われましたが、入れ替えるとは言え建物内にシロアリを残したくはないので駆除作業をしました。

⑩穿孔注入処理
和室入り口のドア枠は床から1メートルの高さまでシロアリの被害が上がってきていました。
⑪敷居の駆除作業後

今回は、シロアリの被害があり、またその被害も床上まで上がっていましたが、中古物件なので誰も住んでおらず、作業もやすかったのですね。そして物件を買われた業者様が床下の重要性をとても理解していて多少費用がかさんでもしっかり作業をお願いしますと言っていただけました。
正直、ここまで床下の重要性を理解している業者様はほとんどおらず、業者様としても目に見えない床下にお金をかけるのではなくユーザーの目につく室内や設備にばかり費用をさく傾向にありますが、シロアリだけでなく床下の環境改善の対策にも力を入れる方が将来的な費用の削減につながりますので、リフォームをする際は、一度床下を専門業者に見てもらうことをおススメします。

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