本日の施工紹介は、弊社ホームページをご覧になり床下無料点検の依頼をいただいた築20年木造住宅で実施したシロアリ駆除工事になります。
無料 床下点検
調査の結果、玄関を中心に周辺へ伸びる蟻道を確認。
その他の床下ではシロアリの蟻道や被害は確認されませんでした。
お客様の話では、新築依頼シロアリ対策の工事も床下の点検も受けたことがないそうで、2,3年前に玄関で羽アリを見たそうなのですが、ベタ基礎だからシロアリは心配ないと思っていたし、すぐにいなくなったのでその時はあまり気にしなかったが、友人との話でその時の羽アリがシロアリだったのではないかと不安になりインターネットで調べ弊社ホームページに行き着いたと話していました。
シロアリ駆除 施工の様子
床下での作業
木部への穿孔注入作業の様子
穿孔注入処理は、様々なケースで実施する作業ですが、基本的には、蟻道があったり、シロアリの食害があったり、木材腐朽菌が繁殖していて、木材の中にシロアリの被害がある、または被害がある可能性が高い場合に木材の中に薬剤を注入し、直接的にシロアリを駆除するもしくは、それ以上被害が広がらないようにするための作業です。
なので、木が食べられてしまっている箇所だけでなく、木材をたたくなどして空洞があるかないか確認し、被害が予想される範囲に穴をあけ薬剤を注入します。
床上での作業
玄関での作業の様子
終わりに
作業の際、改めてよく確認しても床下の地面から確認できる蟻道はなく、目視は出来ませんがおそらく土間と基礎コンクリートのつなぎ目にひび割れがありその隙間からシロアリが蟻道を作り侵入したのではないかと思います。
土間と基礎コンクリートは両方コンクリートではありますが、一般的には基礎コンクリートの材料はセメント、砂、水、土間はセメント、砂利、水で作られており仕上がりには当然差があります。似たものでも素材の違いは年数が経過する過程の中で小さな地震や周辺環境によって出てきます。その差がひび割れの原因になるので如何にベタ基礎で床下に土壌がなくても今回のようにシロアリの被害にあってしまうことがあるのです。
他にも、配管とコンクリートの隙間やベタ基礎のコンクリート自体のひび割れによってシロアリの侵入を許してしまうこともあるので、ベタ基礎だからシロアリの被害にあわないというのは間違っていて、5年ごとのシロアリ対策工事や床下の点検は必ずしていただきたいなと思います。
シロアリの被害にあい家の耐久性が低下してしまう前に!何かしらの対策を!
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