本日は、調湿剤散布の施工を実施した既存のお客様宅(築40年 木造住宅)での施工紹介になります。
調湿剤、散布作業の様子
ビフォーアフター
床下調湿剤とは?
一般的に、床下の湿気を吸収し湿度を最適化することを目的に使用されます。
ただ、一口に調湿剤と言っても様々な材料が使われていて、性能や特徴に違いはあります。
シロクリーンでは、トバモライト(鉱石)と竹炭を独自の割合で調合したハイブリッドタイプの調湿剤を採用しております。
≪トバモライト》
多孔質の鉱石で見た目も小さい穴だらけ、顕微鏡で見ても構造そのものも穴だらけなので湿気の吸収、脱臭・消臭効果性能が良く、 他の鉱石と違い 過度な湿気でドロドロに溶けてしまうこともないので、半永久的に高い効果を発揮します。
≪竹炭≫
炭の中でも特に、調湿性能はもちろん、脱臭・消臭効果に特に優れています。
竹炭も含め、炭入りの消臭製品は一般家庭でも下駄箱や冷蔵庫など様々な場所で使用されているのでなじみはある思いますが。
調湿剤を床下に散布したらどうなる?
一般的に、床下の湿度を最適化することを目的に使用されることが多いですが、調湿以外にも、脱臭・消臭効果やあまり知られていませんが断熱効果もあるんです。冬場に作業で土壌で腹ばいで作業しているとお腹が非常に冷たくなりますが、調湿剤がまかれている床下で同じように作業しても冷たいなと感じる事はなく、むしろ温かく感じるほどです。
そして、ではなぜ床下の湿度を最適化する必要があるかというと、日の当たらない床下では湿度が高いと湿度の多い木材を好むシロアリの被害やアレルギーの健康被害のもとになるカビ菌、木材を腐らせてしまう木材腐朽菌の繁殖に適した環境になってしまい、そうなってしまうと建物の耐久性や性能が低下してしまいます。
なので、床下に調湿剤をまくことで、建物の性能低下をまねく原因を絶ち耐久性を維持することが出来ます。
建物の床下は、人間の体に例えると地面と体の接地点の足首のような箇所で、足首が弱いとしっかり立っていられないのと同じでシロアリや腐朽菌の被害にあうと家そのものの耐久性が落ち上記にあるような様々な問題が生じます。
検証の結果、阪神淡路大震災で倒壊した木造家屋の90%以上になんらかのシロアリの被害、腐朽菌の被害があったそうです。
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