床下の環境改善 長持ちする住宅の特徴

調湿剤ネズミ

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木造住宅の敵・・・湿気


木造住宅を長持ちさせる秘訣、それは床下の湿気を抑えることこれが1番。
弊社でメンテナンスしている築60~90年を超える木造住宅に共通していることは、床下の湿気が少ない、さらに通気がいいことです。

よくお客様から受ける相談内容として
・床板がぶかぶかして床が抜けそう
・床下がかび臭く収納庫に食品を入れられない
・押入れがかび臭い
・物入れの革製品などがカビだらけになる

これ、すべて床下の湿気が多いことが原因なんです。
これらは建物自体に影響があるものではありませんが、カビはアレルギーの原因となり喘息やアトピー性皮膚炎などの健康被害をもたらします。
腐朽菌と言われる木を腐らせてしまう菌が増殖し、木を腐らせることで建物の耐久性を大きく損ないます。

カビだらけの床下の土壌

過度の湿気は、床下に面する木材や基礎のコンクリートを劣化させてしまうのです。
阪神淡路大震災で倒壊した木造住宅の95%以上にシロアリまたは腐朽菌の被害があったとの調査結果があります。
皆さんがよくご存じのシロアリも乾燥した木は好まず、ある程度湿気のある木を好みます。
逆を言えば、床下の湿気が少なければ、シロアリ、腐朽菌の被害が抑えられ、基礎のコンクリートの劣化も少なくなり、畳や床板も傷みにくく、収納庫や押し入れのカビ臭さも抑えることができるのです。

床下の湿気を適切にコントロールすることで、上記の被害を最小限にとどめることができ結果として様々な修繕費用を抑えることができ、経年劣化でどうしても改修が必要な個所への費用を捻出することができます。
実際先日点検でお伺いした築76年の木造住宅の廊下の床板は新築時から使用している床板でぶかぶかしているところもなくまだまだ現役で活躍していました。

大抵の場合、床下に調湿剤などを適量入れることで改善されるのですが、まれにそれだけではダメなことのあります。それはどんなケースかというと床下の通気が悪い場合です。
同じ木造で神社やお寺が築数百年ってよく聞きますよね、一般的に寺社仏閣は床が高くコンクリートの基礎で覆われていないため通気がいいんです。

花瓶の水と循環装置のついた水槽の水、花瓶の水は数日でぬめりが出るのに対し水槽の水って長持ちしますよね?また、換気がされない空き家って傷むのが早いっていうこともよく聞きますね、水も空気も循環が必要なんです。

通気が悪い場合の特徴は、風窓(通気口)の前に物置などがあり塞いでしまっている場合、建物と塀が近く風が当たりにくい場合です。もちろん構造的に風窓が少ない、基礎が多く空気が循環しにくい場合もあり床下の湿気が少なくても湿気がとどまってしまうことでカビの発生や湿気の多い床下の環境と変わらなくなってしまいます。

このような場合の改善策として、床下に排気型の換気扇や循環型の換気扇を取り付け強制的に通気をよくする必要があります。

調湿剤が敷かれた床下

弊社で扱っている調湿剤は、トバモライトと言われる石と竹炭のハイブリットの調湿剤で、量販店で売られているものと違い価格は高いですが、量も多く効果も半永久的に持続します、高いには高いなりの理由があるんですね。一般的な広さの木造住宅の場合施工費含め50万円から100万円前後の費用が掛かりますが、湿気が多いことでかかってしまう修繕費と比べればはるかに安く快適な環境を作ることができます。

家の立地条件や環境によって対策は変わりますが、弊社以外でも専門知識のあるスタッフが床下を点検すれば適切なプランを提案することが可能なので一度点検を受けてはいかがかなと思います。

最後に、上記の対策にプラスして皆さんでもできる対策として家の窓を開け換気をしっかり行いましょう、また押し入れや物置などの換気もしましょう!!

最後までご覧いただきありがとうございました。

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