地震への備え 耐震基礎補強(築36年木造住宅)さいたま市

基礎補強 施工中地震対策
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本日お伺いした施工現場は、ブログ記事を読んでいただき話を聞かせてほしいと問い合わせをもらったお客様の依頼で基礎の耐震化を目的に施工させていただくことになりました。
築36年の木造住宅で基礎にヒビ割れはなく、定期的に床下のメンテナンスをしていたせいかとても良好な床下環境でした。
ただ今一緒に住んでいる息子さん夫婦やその次の代まで使えるように長持ちさせたいとの要望があり今回は基礎全面的にアラミド繊維シート連続繊維補修・補強工法で施工させていただくことになりました。

基礎補強 施工の様子


まずは、施工前の写真です。
築36年にも関わらずひび割れもなく、劣化もしていないとても綺麗な基礎でした。

施工前の基礎

基礎 施工前①

施工前

基礎 施工前②

① プライマー塗り付け

まずはじめに、ブラシなどを使い基礎表面のホコリや汚れを落とし、次に塗る主剤が確実に基礎に密着するようにプライマーを塗り付けていきます。
地味な作業ですが、施工後の剥がれや浮きを防止する為のとても重要な作業です。どんなに優れた材料でも密着しなければ性能を発揮できず意味がなくなってしまいます。
塗装と同じようにローラーを使用し塗り付けをおこないます。

プライマー塗布

プライマー塗り付け①

プライマー塗り付け

プライマー塗り付け②

② 1回目 主剤塗り付け(カーボン入りのエポキシ樹脂)

最強の工業用接着剤と言われるエポキシ樹脂を使用し、なかにはカーボンチョップも入っています。カーボンは、F1などをはじめとしたレーシングカーの骨格にも使われとても軽量・高強度で衝撃にも耐えられる素材です。
施工方法は、非常に粘度の高い材料なのでローラーではなくゴムベラを使用し、均一に塗り延ばしていきます。

中塗り

※写真を撮り忘れてしまったので、この現場ではなく他の現場の写真です。

③ アラミド繊維貼り付け

弊社で使用するアラミド繊維はデュポン社(中央の赤いラインが特徴)のアラミド繊維で、とてもしなやかでかつ適度に張りがある素材なので作業性もよく張り付けた時の仕上がりもきれいです。

アラミド繊維の貼り付けは、前工程の主剤が乾く前に貼り付けアラミド繊維全体になじませなければならないので、乾きの早い夏の時期は時間との勝負です。

アラミド繊維貼り付け

アラミド繊維貼り付け①

アラミド繊維貼り付け

アラミド繊維貼り付け②

④ 2回目 主剤塗り付け(カーボン入りのエポキシ樹脂)

これが最後の工程になります。
②の主剤塗り付けと同様にゴムベラを使用し、アラミド繊維に塗りこむような形で施工していきます。

2回目

2回目 主剤塗り付け①

基礎補強 施工中

2回目 主剤塗り付け②

⑤ 仕上がり

施工の為によけていた調湿剤をもとに戻し施工は完了です。

仕上げ

仕上がり①

仕上げ

仕上がり②

終わりに

従来からある、基礎の耐震化を目的とした工事は、床下にコンクリートを流し込んだり(床をすべてはがし、コンクリートを流し込んだ後、水分を蒸発させるのに数日そのままにするので1週間程度は墓の場所で暮らさなければならない)、枠を組んで基礎を打ち増ししたり(外側に基礎打ちますので、工期も数日かかり、見た目も悪い)、工期も長く費用も倍以上するケースが多かったですが、アラミド繊維シート連続繊維補修・補強工法で施工することで基本的には1日から2日で完了しますし、部分的な施工であれば数時間で施工が済むこともあります。
むしろ早く終わりすぎてお客様から驚きとともに、ちゃんと施工してくれたの?と不安の声をいただくこともあるくらいです(笑)

工期も短く、費用も最小限に抑えることが出来き、基礎としての耐震効果もしっかり望めるそれがアラミド繊維シート連続繊維補修・補強工法です。

家を長持ちさせたい、地震に強い家にしたい、そんな要望をお持ちの方は是非一度お問い合わせください。専門家が分かりやすく丁寧にご説明いたします。

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