本日は、弊社ホームページから床下無料点検及び無料見積もりの依頼をいただいたお客様宅で点検の様子とシロアリ駆除工事の様子を紹介します。
床下無料点検の様子
点検に際し、お客様に話をお伺いしたところ、シロアリ対策に関する工事は、新築依頼一度もしたことはなく、庭に掃除をしようと片付けをしていたところ、旦那さんがDIYで使用した端材が下記の写真ようになっていることを見つけ不安になりインターネットで調べていたそうです。
その中でシロアリン被害であることに気づき弊社ホームページをご覧になった上で問い合わせのお電話をいただきました。


この室外機の裏の基礎コンクリートに蟻道がありました。

元々はかなり大きな蟻道があったと思われますが、雨や風などの影響で大部分既に崩れていました


蟻道はこの上の2階部分まで上がっていました。
はじめから、何らかのシロアリ対策工事を依頼するつもりでいたそうで、契約手続きに際し上記の床下の点検の際の写真をご覧いただきながら、状況と必要な対策について説明し、施工日のお約束をさせていただきました。
シロアリ駆除工事の様子
床下での作業
穿孔注入処理(木材にドリルで穴をあけ木の内部に薬剤を浸透させます)



外にあった蟻道の上がっている土壌へも薬剤を浸透させます。
こうすることで、シロアリが活動中であった場合、確実に駆除することができます
木部への散布作業
木部での薬剤を散布では、上記のような穿孔注入処理など、木の内部で活動中のシロアリに対して直接作用させ駆除をすることはもちろん、シロアリの被害がない場合でも木の表面を薬剤でコーティングするようなバリヤ層を作り、木の内部への侵入、蟻道の作成を防止することを目的として作業します。


如何に薬剤を浸透させるかをイメージしながら散布することが大切です
土壌面への散布作業
土壌面(ベタ基礎の場合も途上の場合も)への薬剤散布は、下記の帯状散布、面状散布と言われる方法で様々な角度から薬剤を散布することで、バリヤ層をつくることで、土壌やベタ基礎であってもひび割れなどによって出来た隙間などからのシロアリの侵入を防ぎます。

隙間などができシロアリの侵入を許しやすい基礎コンクリートの際や
床束や配管等の立ち上がり部分への散布します


土壌面などの平面へ均一に薬剤をする方法
床上での作業の様子
玄関での作業の様子

土間がある玄関では、シロアリの温床になりやすい土間の下の土壌を浸透させ行き渡らせるために、ドリルで土間を貫通するまで穿孔し、その穴から薬剤を加圧して注入します。
確実に薬剤を浸透させるため玄関の大きさ(土間面の大きさ)に
応じて数か所こうした作業を実施します

床下から土台へ薬剤を散布できない玄関周辺では、目に見えない部分でのシロアリの侵入を防ぐため、状況に応じて写真のように玄関室内側の壁、もしくは外壁に穿孔し、拡散ノズルを使い土台木部や周辺の木部に薬剤を散布します。

外の基礎コンクリートから蟻道が上がり、階段床下にシロアリの食害とさらに上へのびる
蟻道があった階段の上部から数か所穿孔し、上記写真と同じように拡散ノズルを使用し
壁内へ薬剤を流し込みます。
このように処置をすることで活動中のシロアリがいる場合でも、その活動を抑制し、駆除する。
終わりに
一口に、シロアリ対策工事と言ってもただ薬剤を散布すればよいという事ではなく、目視出来ない所の被害予測や徹底した予防が大切で、特にシロアリは警戒心も強く非常に繊細な生き物なので、そういったシロアリの習性を理解したうえで上記の作業写真のように駆除作業も予防作業も実施しています。
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