シロアリ駆除施工 築40年木造住宅(千葉県野田市)

シロアリ駆除コンクリートスラブ処理

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本日は、弊社にて床下のメンテナンスをお任せいただいているお客様から紹介を受けた、とのことで無料の床下点検のご依頼をいただきシロアリ駆除の施工を実施した案件を紹介します。

床下の無料点検お伺いし、奥様から話を聞いたところ、築40年の木造住宅で以前シロアリに関する工事をしたが、それがシロアリ駆除工事だったのかシロアリの予防だったのかは覚えておらず、その工事から10年ほど経過しているとの事でした。
旦那様は、DIYがお好きで、ホームセンターで買ってきた薬剤でお庭に害虫駆除剤を散布したり、建物内のちょっとした補修は率先してやって下さるそうです。
ただ、床下に関しては、庭にいる際床下の通風孔に虫が入っていくところを見て、一度潜ってみようとしたらしいのですが狭くて断念したことがあるとも話していました。

 

床下無料点検&シロアリ駆除作業の様子


 

床下無料点検の様子


和室床下でこの真上は押し入れです。
土が盛り上がったような蟻道が途中でなくなっているように見えますが、途切れた部分から土台と土台の隙間から木の内部に侵入しています
蟻道

上記写真の上部の写真です。
木に内部に侵入し、土台の裏にある木材までシロアリの被害が進行していました。
シロアリ被害

こちらも和室床下、先程の場所とは離れた場所にある蟻道の写真
蟻道も大きく、シロアリの被害も和室床下に集中している為、和室床下の土壌にはかなり大きなシロアリのコロニー(巣)があると思われます。
蟻道1

和室床下にある床束についた蟻道
こちらも蟻道が終わっている箇所から木の内部に侵入しています。
蟻道12

上記写真の上にある床束の上部
床板を乗せる根太はこのように大部分被害にあっていました。
シロアリ被害

和室の畳を上げた状態の写真
和室床下のは3本蟻道があり、そのいずれも畳まで被害が及んでいました
シロアリ被害1

シロアリは、木材だけでなく畳や新聞紙、ダンボールも餌にしてしまいます。
庭などの屋外にダンボールや木材の破片を放置するとシロアリ被害の温床となりますので注意してください。
上記のモノが放置されているのは、決まって家の裏手で湿気の多い所がほとんどで、そのような場合かなり高い確率でシロアリ被害が確認されます。
シロアリ被害12

 

シロアリ駆除工事の様子


穿孔注入処理


木の内部にシロアリが侵入している場合、木材にドリルで穿孔(穴をあける)し内部に薬剤を注入し被害の進行を食い止めます。 シロアリの食害がかなり進行していて、薬剤を木の内部に注入すると他の穴から薬剤があふれ出てきてしまうほどです 木部への散布作業


土壌散布によって新たなシロアリの侵入は防げますが、既に侵入しているシロアリに関しては穿孔注入処理や木部への散布により活動範囲を制限し、駆除することが大切なのでくまなく散布します。木部散布
木部散布1
木部散布12

土壌散布


土壌にくまなく薬剤を散布し、バリヤ層を作りシロアリの侵入を防ぎます
土壌散布

このように基礎コンクリートのきわにもしっかり薬剤を散布します
土壌散布1

 

床上での作業の様子


 

お風呂場での作業


お風呂場の壁に穴をあけ、拡散ノズルを使用し床下から散布できない箇所へ薬剤を注入します
壁内処理

出入口周辺は水にぬれる機会も多く、風呂場入り口の下の床下は非常に蟻道が上がりやすいので、ドア枠に穿孔し、床下から薬剤が届きにくい所へ薬剤を注入します
穿孔注入処理2

土間を貫通するようにドリルで穿孔し、土間下の土壌へ薬剤を加圧注入します
土間下は湿気が多くシロアリがコロニーを作ることが多く、お風呂場周辺の木材は湿気を多く含んでいることが多く蟻道が上がりシロアリの被害にあいやすいのでこのような作業が必要になります。
コンクリートスラブ処理

勝手口や玄関周辺での作業の様子


コンクリートスラブ処理:土間下の土壌へ薬剤を加圧注入します
土間がある玄関でも同様の作業をします。
コンクリートスラブ処理

玄関横の外壁
この裏は床下がなく土間になっている為、外壁に穿孔し床下から薬剤を散布できない箇所へ薬剤を注入します
壁内処理1

 

その他作業


畳裏についた蟻道の土を綺麗に落とし、また畳内にシロアリがいる可能性もあるので畳内にも薬剤を注入します
畳裏処理
畳裏処理1

畳の下地になっている床板への薬剤を散布します
床板散布

 

終わりに


床下は、体育すわりをしても頭が床板につかないくらい高さのあることろもあれば、土を掘って溝を作らなければ移動できないほど低い所があったり、湿気が多くカビだらけのところ、乾燥状態が良好なところなどなど、家々によって様々な床下の環境があります。
床下のDIY作業についても質問を受ける事もありますが、対処方法や作業方法なども状況によってかわりますし、体の動きが制限される状況ですと極端に視野も狭くなりケガの心配や見落としの可能性も多くなります。
特にDIYで床下に薬剤を散布する場合は、薬剤を散布する噴霧器など作業上必要な道具だけでなく、薬剤を吸い込まないように防塵マスクや手袋や作業着など作業をするまでに必要な道具が多くその点だけでもDIY向きではないですし、材料だけそろえれば作業ができるようなDIYではないので、DIYの大きなメリットである費用に削減にはならず、専門知識や技術も必要なのはもちろん、その他怪我のリスクや作業での瑕疵リスクを考えると床下の作業は専門業者に任せた方がいいのではないかと思いますね。

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