本日の施工紹介は、築34年木造住宅で実施した床下無料点検とシロアリ駆除施工の様子です。
施主様が弊社ホームページをご覧になり、床下無料点検と無料見積もりのご依頼をいただき、お伺いしました。
新築以来、シロアリ対策工事は一度もしたことはなく、床下の点検も初めて受けたそうです。
感覚的なところではありますが、最近は、リフォームやリノベーションが流行っているせいか家に長く住もうとお考えの方が増えてきたように感じます。
昔は、何かあれば建て直すという言葉をよく聞いたイメージがありますが確実にそのような意見を聞く回数は減りました。
また、従来では建て直していたような築年数の住宅でもリノベーション等により現代的な住宅に改修し販売されているケースも増えてきました。
ですが、建物は綺麗に生まれ変わっても床下はどうかと言われると、中には床下の環境改善やシロアリ対策がしっかりされているケースもありますが、普段目にすることのない床下は二の次になってしまっているのが現状です。
基礎コンクリートと建物を結合部分にあたる床下の対策は、家に長く快適に住むには非常に大切です。
対策を実施する、しないはお客様の都合もあるとは思うので時期を見ながらでいいかとは思いますが、少なくとも定期的に床下の点検を実施し、現状を把握することは必ずしていただきたいなと思っています。
床下無料点検の様子
キッチンの点検口(床下収納庫)から床下に入り、隣にある和室床下に行ったところ、掘りごたつ周辺に多数の蟻道と食害の後を見つけました。
床板が乗っている根太や床板そのものまで蟻道がのびていて、被害は床上にまで上がっていました。
掘りごたつ周辺の床上の被害
畳を上げたらこのようになっていました。
また、このお宅は床下が完全に基礎コンクリートで仕切られてしまっていて、キッチンの点検口からすべての床下を確認することが出来ず、もう一つある和室の畳を上げ新たに点検口を作成し点検を実施しました。
上記写真床下のシロアリによる被害の状況、床上まで被害がある状況とその対策方法についてお話をしました。
シロアリの被害はあるものの、土台など躯体そのものに被害はないと思われ補修工事も必要ないので出来るだけ早い処置をすすめました。
知り合いに工務店さんがいるとの事なのでそちらで1度点検を受けてはどうかと提案をしましたが、その場でシロアリ駆除工事のご用命を賜りました。
ちなみに掘りごたつ周辺は冬場でも温度が高く1年を通してシロアリにとって活動しやすい環境なので、通常冬場になるとシロアリも活動が制限され被害の進行は夏場ほどではありませんが掘りごたつ等一年を通して温かい場所は被害の進行も早いので、掘りごたつがある場合は注意が必要です。
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