シロアリ駆除と床下無料点検 築34年木造住宅(埼玉県日高市)②

穿孔注入処理コンクリートスラブ処理

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シロアリ駆除と床下無料点検 築34年木造住宅(埼玉県日高市)①の記事が思ったよりも長くなってしまい、点検の様子までで終わってしまったので今回は施工の様子を記事にします。

 

シロアリ駆除工事の様子


床下での作業


シロアリ被害箇所等への穿孔注入処理


蟻道を除去する前の写真です。
蟻道は目立ちますが一見シロアリの被害はなさそうに見えると思います、ですが蟻道と食害にあい脆くなった木材をはらい除去すると次の写真のようになります

下記2枚の写真を比較してみて下さい。
蟻道
穿孔注入処理

蟻道と木材の脆くなった部分を取り除くとこのようになります。
白くなっていたり、木材そのものがない所がシロアリの食害跡です。

本州でのシロアリ被害の大部分を占めるヤマトシロアリは、非常に繊細で警戒心が高いシロアリで、外敵や水分を保ち身を守るため蟻道を作りその中を通り、そこから食害をすすめ、表面を避け木材の中にトンネルを作りながら食害をすすめていきます。
その蟻道が何らかの要因で崩れたりすると警戒したシロアリはその蟻道を二度と使わなくなったり、危険を察知しるとその場を離れて他の箇所へ移動してしまうので、それによって結果として被害を広げる原因になる事もあります。
また蟻道はシロアリの被害を見つける目印となります。
弊社では、薬剤の散布前に必ず蟻道を崩します。そうすることで毎年の定期点検を実施する際に蟻道があれば対策工事後にできた蟻道であるとわかり、何もなければきちんと処理がなされていると言え施工品質の証明にもなり、お客様だけでなく第3者から見ても施工品質の善し悪しを判断しやすくなるのではないかと考えています。

薬剤を注入すると被害がつながっているので他の箇所から薬剤が染み出てきます
穿孔注入処理2

もう一つの和室被害箇所へ穿孔注入処理
穿孔注入処理4

地面と近い床束は木材の中をシロアリが移動できないよう穿孔注入処理をします
穿孔注入処理3

 

木部への散布の様子


薬剤が裏側にもきちんと回るよう散布します
木部散布

木部散布2

木部散布2

土壌散布の様子


蟻道、シロアリの被害があった付近の土壌では際に重点的に散布します
土壌散布

土壌散布3

こちらも蟻道のあった基礎コンクリートの際に重点的に薬剤を散布します
土壌散布4

適量をまんべんなく散布しシロアリからの保護層をしっかりつくります。
土壌散布5

床上での作業の様子


シロアリ被害箇所(掘りごたつ周辺)への駆除施工の様子


掘りごたつ周辺の畳下の床板、かなりシロアリによる食害がすすんでいる
処理前

被害箇所に注入し、散布します
掘りごたつ周辺

掘りごたつの上部から散布します
散布7

お風呂場での作業の様子


お風呂場壁内へ拡散ノズルを使用し薬剤を散布します
お風呂場壁内処理

お風呂場土間、へコンクリートスラブ処理で土間下の土壌へ薬剤を加圧注入します
お風呂場スラブ

出入り口はどうしても水の浸入のよりこの周辺は腐朽菌が発生しやすく、シロアリの被害が集中します。
またこの周辺は土間があるため目視出来ない所が多く、お風呂場ドア枠へ穿孔注入処理で薬剤を注入します。
ドア枠

玄関での作業の様子


玄関の土間、コンクリートスラブ処理で土間下の土壌へ薬剤を加圧注入します
玄関

玄関ドア枠へ穿孔注入処理
玄関ドア枠

壁内処理、玄関側面の外壁から拡散ノズルを使用し薬剤を注入します
壁内処理

注入後、セメントで補修し目立たなくなるよう仕上げます
仕上げ2

 

終わりに


木造住宅にとって、シロアリは天敵と言える存在で食害によって生じる損害は大きくなります。
考えられる損害による補修工事は、多岐に渡り総額では数百万円になってしまうこともあります。
土台や柱など躯体そのものに損害がある場合は木材を交換することは難しく、限られたスペースで補強する方法が基本です。

工事中の引越し等、大掛かりかつ高額な工事代金がかかってしまう状況を回避する為にも、定期的な床下の点検及びシロアリ対策工事を実施することで長い目で見ればメンテナンス費用を抑えられ、且つ建物の耐久性を維持することができます。

もし、5年以上床下の点検を受けていない方は点検をうけることをおススメします。またお知り合いの工務店様や専門業者様いる場合、点検を依頼してみて下さい。
弊社でも点検、見積もりまでは無料で依頼や質問を受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。

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