本日は、埼玉県東松山市の築38年木造住宅で実施した、床下無料点検とシロアリ駆除・予防工事の施工の様子を紹介します。
話をお伺いしたところ、施工依頼をいただいた経緯として、以前は家を建てた工務店さんの紹介でシロアリ駆除や予防工事を実施していたが、定期点検に来ることもなく対応にも不満があったらしく疎遠になっていた。今回シロアリ対策工事を実施したとご近所の方から話を聞き不安になり床下無料点検、見積もり依頼をいただいたのがきっかけになりました。
床下無料点検
過去の被害あと、穿孔処理もされており蟻道が取り除かれている形跡があるので以前施工した業者様がシロアリ駆除を実施したんだともいますが、処理が不十分(穿孔箇所が少ない)でその後被害が広がった形跡がある。
穿孔注入処理を実施しなくても薬剤が床下にくまなく散布してあれば、表面的に被害は広がっていないように見えますが、薬剤の届かない木の裏側や木の中を移動したりすることは可能なので結果的に被害が拡大することがあります。
シロアリ対策工事を実施したにもかかわらず、シロアリが発生する場合は上記のようなことが理由が多いです。
やはり生き物、自然が相手なので、その怖さを知っている業者様ほど施工したからと言って100%大丈夫ですという事は正直言えないと思います。それは我々シロクリーンでも同じです。
しかし、シロアリ駆除・予防のスペシャリストとして施工代金をいただく以上、どのようにその職責をはたすのか…
我々のようなシロアリ屋の職責とは、それはこれまでお客様からの信頼のもと、積み上げてきた知識経験と技術を活かし被害予測をし、表面的にに問題がなくても目に見えない箇所への薬剤の行き渡らせる散布の技術や手間を惜しまず穿孔注入処理すること、さらには毎年の定期点検により100%に近づけさせること…そういった日々の取り組みが大切ではないかと考えております。
湿気により腐朽菌が発生し、腐朽し柔らかくなったところはこのようにシロアリの被害にあいやすい
点検所見として、シロアリ被害痕をいくつか確認しましたが、被害箇所の劣化具合から以前のシロアリ駆除工事前の被害、駆除工事実施後の被害両方のケースが確認できました。
季節的な問題でシロアリが活動している様子は確認できませんでしたが、見えない部分は温度も保たれているので被害が現在も進行している可能性はあるかもしれないなとは思いました。
シロアリ駆除・予防工事 施工風景
養生
床下での作業風景
被害箇所付近には穿孔注入処理
シロアリによる被害箇所は内部にシロアリが生息していることも想定し穿孔注入処理を実施します
木部散布
表面だけでなくシロアリ発生の危険度の高い箇所へは念入りに散布します
土壌散布
隙間の多い基礎コンクリート際から散布しその後、面状散布を実施します
床上での作業
お風呂場での作業
玄関での作業
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