本日は、地震対策としてホールダウンフレーム(耐震金物)の取り付け施工の様子を紹介します。
ホールダウンフレーム取り付けの様子
取り付け箇所に雨どいがある場合は加工し取り付けスペースを確保します。
4種類のドリルビットを使い分け作業します(穴あけの際は、ひび割れなど問題が起きないよう徐々に穴を大きくします)
※ケミカルアンカーの本体 このケースのガラスが割れることで中のボンドと石の粒がボルトを確実に固定します
アンカーのボンドが乾いたらフレームを取り付けます(ボンドの乾き待ちの数時間)
終わりに
先日も熊本で最大震度6弱の大きな地震がありましたね、昨年の熊本地震とは関連のない断層での地震という事で、断層型の直下型地震はどこでも起きうる地震なのだなと改めて思いました。
直下型の地震では基礎から土台が外れてしまったり、土台から柱が抜けるほぞ抜けにより家が倒壊しやすくなってしまいます。
実際、阪神淡路大震災では直下型地震だった為非常に多くの木造住宅が倒壊しました。
ホールダウンフレームは、基礎コンクリートと土台、柱をしっかり固定することで、柱のほぞ抜けや基礎コンクリートと土台の剥離による住宅の倒壊から建物を守ります。
2000年6月(平成12年)以降の建物には内付けのホールダウン金物(柱のホゾ抜け防止金物)の取付けがされていますが、2000年6月(平成12年)以前の木造2階建て住宅には、新築時にホールダウンフレームが取り付けられていません。
2000年6月以前に建てれた木造住宅にお住いの方は、お近くの工務店さんでも可能なはずなので、ぜひ一度点検を受けてみて下さい。
コメント