基礎コンクリートの補強に関する記事をご覧いただき、基礎コンクリートの補強工事の依頼をいただいたお客様のお宅を施工してきました。
記事を見たこときっかけに依頼をいただいたのはこのお客様が初めてでしたので、嬉しいことはもちろん、皆さんの地震対策への関心の高まりを改めて感じました。
アラミド繊維シートによる連続繊維補修・補強工法 基礎コンクリートの補強工事の施工風景
施工準備
床下収納がなくても和室などがあれば畳を上げ簡単に点検口を作成できます。
今回使用する材料を撮ってみました。
主剤を基礎コンクリートに密着させる為の材料(プライマー)、カーボンチップ入りの主剤、それぞれの硬化剤、アラミド繊維シート、アラミド繊維シートをしっかり密着させるためのローラーなど、これらを用いて施工します。
施工前
下処理から仕上げまで
出来るだけ広い面に施工できるよう基礎沿いの土を掘り下げます。
材料をより密着させるため、塗る前にブラシで基礎についたホコリや汚れを落とします。
カーボンチップ入りの材料を塗布し、素早くアラミド繊維シートを張り付けていきます。
塗布した材料とアラミド繊維シートの間に入った気泡を確実に抜き、材料をしっかりアラミド繊維シートに染みこませます。
密着不良はのちに剥がれの原因になってしまうので迅速かつ慎重に作業します。
アラミド繊維シートを張り付ける前に塗布した材料を、ゴムベラを使用し更に塗布します。
施工完了
終わりに
我々の行う床下工事は、普段目にする機会が少ない為、白蟻(シロアリ)の羽蟻が出た時やシロアリの5年保証の更新時など、限られた機会にしかお客様ご自身が床下の状況を把握することはありません。なので、今まで調査の依頼をいただく際はシロアリに関することがほとんどでした。
しかし、2011年の東日本大震災以降、地震対策として基礎コンクリートの補強についてご案内すると興味を持っていただくお客様も徐々に増えてきているなと感じてはいましたが、今回このように記事をご覧いただきお客様の方から興味、関心を持ちご相談いただけたことで、情報を発信することの大切さを感じました。
拙い文章ではありますが、皆さんにとって必要な情報をお届けできるよう、伝わりやすさを最優先に考え、出来るだけ専門用語を避け、記事を書いていこうと思います。
専門用語を極力さけて記事を書いているので、同業者の方がみたら笑ってしまうかもしれませんがそこはご愛嬌ということで(笑)
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