築22年白蟻(しろあり)予防、調湿剤散布(埼玉県川越市)

土壌散布コンクリートスラブ処理

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築22年の木造住宅にて白蟻(しろあり)の予防工事及び調湿剤散布の施工事例です。
新築から5年後に家を建てた工務店さんからの案内で白蟻(しろあり)の予防工事を実施後は手付かず。
白蟻(しろあり)工事の保証が切れていることは気にしていたものの、子育てに追われいつの間にかここまで来てしまったそうです。
この度は、お孫さんの誕生をキッカケに、お孫さんが遊びに来ても安心な環境をと考え、白蟻(しろあり)の予防工事を視野に入れ、まずは床下の状態を知りたいと無料調査ご依頼をいただきました。

床下の無料調査


床下無料調査 1
↑白蟻(しろあり)の被害も腐朽菌の繁殖もなく木部は非常にいい状態のままでした。

床下無料調査 2
↑土壌の湿気によりカビ菌が確認されました。
※画像ではわかりにくいのですが、土壌の白く点々している箇所がカビ菌です。

床下の調査報告と施工メニューのご提案


床下の調査の際に撮影した画像をご覧いただきながら床下の状況報告をさせていただきました。
幸い白蟻(しろあり)等の床下の木材にとって有害な被害はなく、お客さまも一安心。
次いで、床下土壌のカビについて報告したところ、梅雨時期や夏場にお台所や和室の押し入れなどが少しカビ臭いと気にはなっていたようです。
また、ご家族の中にアレルギー体質の方がいるそうで、アレルゲンとなるカビの対策と同時に臭いの対策をご希望でしたので今回は、白蟻(しろあり)の予防工事と調湿剤散布の提案をさせていただきました。
白蟻(しろあり)の予防工事については施工のご依頼をいただきましたが、調湿剤の散布については別途費用が掛かることもあり、他のご家族にも相談していただきたい旨を伝え、白蟻(しろあり)の予防工事の施工当日に返事をいただく事になりました。

シロアリ予防工事と調湿剤の散布 施工風景


施工準備


作業の為、出入りする点検口や床下収納庫はキッチンにあることが多く、床下からのホコリや臭いも上がってきやすい為、しっかりと養生をします。
点検口とキッチンの養生

床下での作業


床束への穿孔注入処理
床束への穿孔注入処理

土壌に直接接する木部はシロアリの侵入があった場合被害にあいやすい箇所でもあるためここでもしっかり穿孔注入処理をします。
穿孔注入処理 2

木部へまんべんなく薬剤を散布します。
土壌散布

土壌散布の様子ですが、基礎コンクリートのきわも含めシロアリの侵入を防ぐ保護層を作るため土壌全体へまんべんなく薬剤を散布します。
土壌散布 2

床下以外の作業風景


玄関の土間コンクリートにスラブ処理(穿孔注入処理)
※玄関は1坪くらいのことが多いですがその場合、4箇所へ穿孔注入処理をします。
玄関スラブ処理

穿孔注入処理後の穴を綺麗に埋めます。まだ補修材が乾いていないので目立ちますが乾くとほとんど、どこに穴がったかわからなくなりますよ。
穿孔注入処理後の穴埋め

玄関の下は床下がない事が多く床下から散布処理ができない為、特殊なノズルを使い薬剤を注入します。
本日の作業をここまで。
玄関壁内処理

調湿剤の散布


シリアリ予防工事当日に提案していた調湿剤の散布工事のご依頼もいただいたため、後日改めて訪問し調湿剤の散布を実施させていただきました。
袋開封
湿度に応じて1坪当たり2袋から4袋を散布し均一にならす
調湿剤の散布後

 

終わりに今回のポイント


・お台所の場合、収納庫や点検口の蓋の隙間から床下のカビの臭いなどがあがってきやすい。
・押し入れの壁や床の素材は、畳やフローリング、石膏ボードではなく臭いの伝わりやすい薄いべニア板であることが多く、また隙間がある場合が多ので、床下のカビ臭さが押し入れの中でたまって布団などの収納物に臭い移りしてしまったり、床下の湿気が非常に多いと押し入れ内でカビ菌が増殖してしまうこともある。

普段あまり使わない、押し入れや収納がカビ臭かったと気になったことはありませんか?

それは、年に数回しか開け閉めしない押し入れや収納は空気循環がされず、床下のカビの臭いがたまってしまったり、カビ菌が繁殖してしまったりするからです。

床下の湿気が多く、カビ菌の増殖だけでなく木を腐らせてしまう腐朽菌が確認される場合は、防腐防カビ剤の散布と調湿剤の散布が最適ですが、今回は、今のところ臭いの原因であるカビ菌や木を腐らせてしまう腐朽菌が大量繁殖しているわけではなく、直ちに防腐防カビの薬剤の散布の処置をする必要があるわけではない点と、両方の施工をすることで生じる費用負担を考え、まずはカビ菌の発生や増殖の原因である床下の湿気対策が一番適切なのではないかと考えました。
消臭効果のある竹炭と鉱物入りのハイブリット型の調湿剤散布することで、床下の環境を今まで気になっていたカビの臭いなどがどうなるか様子を見ていただき、その上で翌年度の床下無料定期点検の際に必要があれば防腐防カビ剤の散布をしてはどうかとお話しをさせていただきました。

シロクリーンでは、床下での工事に関して、主に目的が三つあると考えています。
一つ目は、シロアリによる食害や基礎コンクリートのひび割れなど、長く住むに当たり被害の進行をとめる必要があり、床下の環境の悪化を防ぐ又は改善することを目的とした工事。
二つ目は、シロアリの被害を未然に防ぐ、予防工事や調湿剤の散布、基礎コンクリートの補強など、点検を基に今後予想しうる床下の環境悪化をあらかじめ防ぐことを目的とした工事。
三つ目は、上記二つのように建物そのものの維持や管理を目的とした工事以外で、お住まいの方のカビ菌などによる健康被害やいつ起きるともわからない地震に対する不安感を軽減するといったような人に配慮することを目的とした工事。
シロクリーンでは、上記3つを、点検や調査、お客様とのやり取りを通じ確認し、その他のご要望や家族構成、予算など、さまざま角度からどんな工事が最適なのかをお客様それぞれのお宅に合わせて提案しておりますので、他社様様から床下工事の提案を受けた際などの相見積もりや、見積内容の説明でも、どんな些細な事でも床下の事であれば、いつでも気軽にご相談くださいませ。

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