今日は、既存のお客様の紹介で攪拌型換気扇設置のご依頼を頂いたお宅へ設置工事をしてきました。
設置工事までの経緯としては、お客様は数年前に他の業者様で排気型の換気扇3台と床下の調湿剤散布をされたそうなのですが、最近その業者様から換気扇2台の増設の提案を受けたそうです。そんな折、ご友人が我々シロクリーンで点検の際もとても丁寧だったので床下工事をお願いしたとの話を聞いて、セカンドオピニオンとして床下の点検依頼をいただいたことがきっかけでした。
床下、攪拌型換気扇の設置
点検させていただいた結果、他の業者様から提案の新たな排気型の換気扇の増設より、以前に設置している排気型の換気扇でしっかり空気は排出されているため、空気の流れが悪い玄関周りの対策として、攪拌型換気扇を設置するだけで十分ではないかとお伝えし、施工依頼を頂きました。
なぜ、床下に排気型換気扇や攪拌型換気扇が必要なのかというと、床下は基礎が複雑に入り組んでいたりすることで空気が滞留しやすく、さらに外気との接点が風窓と言われる基礎コンクリートに空いている小さな通風孔(大きな通風孔がついていることもあります)しかない為、空気の循環が促されにくく、床下全体の空気がとどまってしまうことで様々な問題が生じていしまう場合があるからです。
様々な問題とは、床下に湿気を多く含んだ空気が滞留していしまうことで、白蟻(シロアリ)などの害虫が生息しやすい環境になってしまいますし、木を腐れせてしまう腐朽菌やアレルギーの原因と言われるカビ菌などの繁殖にも適した環境になってしまい、結果として大切なお住まいの寿命を縮めてしまったり、ご家族の健康を害してしまうことになりかねません。
なので、床下の滞留した湿った空気を循環させ、外に湿った空気を排出することで、白蟻(シロアリ)などの害虫の発生や腐朽菌やカビ菌の増殖を抑制する為にも、床下に排気型の換気扇や攪拌型の換気扇の設置が必要ではないかと思います。※今回のお客様は、以前に調湿剤も散布している為、より床下の環境は良くなります。
攪拌型換気扇本体、これを設置します
この攪拌型換気扇には、拡散・攪拌型送風機専用のフィットンチッドカートリッジが付属されていて、排気型の換気扇と併用することで更に効果が増します。
※フィットンチッドカートリッジとは、樹木が自分を守るために発散させる天然の抗菌成分で、その芳香にはニオイを消す中和消臭作用・カビや虫をよせつけない抗菌・防虫作用があると言われています。
終わりに
このあと、床上に設置されているタイマーにカートリッジの交換時期を記入したシールを貼り付け、電源を入れ稼働していることを確認して作業は完了しました。
今回、お客様の要望に合わせた提案し、満足いただけたようで次回の白蟻(シロアリ)の更新工事の依頼までご用命いただきました。
また、最近では故障して稼働していない排気型の換気扇の撤去や交換の依頼を多く受けるのですが、稼働していない排気型換気扇は通風孔をふさいでしまい、空気循環がされにくくなってしまったり、故障の場合、火災の原因になってしまうことがあります。(新しいものは故障すると自動停止するよう設計されているモノが多いです)
床下に排気型の換気扇や攪拌型の換気扇を設置されていて、しばらく点検などを受けていない場合、設置をした業者様などに点検依頼などの相談してみて下さい。
もちろん、シロクリーンでも床下の点検を無料にて実施させていただきますので、よろしければいつでもご相談ください。
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