本日の施工紹介は、弊社でメンテナンスをさせていただいて3回目のシロアリ対策工事を実施させていただいたお客様宅でのシロアリ予防工事の様子です。
家を建てた工務店さんにベタ基礎だからシロアリの心配はないと言われていたので新築からシロアリ対策工事は一切やっておらず、 築15年のちょうどこの時期に玄関からシロアリの羽アリが出て、シロアリ駆除工事の依頼をいただいたことがキッカケで、それから毎年の無料定期点検と5年ごとのシロアリ予防工事をさせていただいております。
シロアリ予防工事の様子
床下での作業
大まかに、穿孔注入処理、帯状散布、面状散布、コンクリートスラブ処理など作業ごとに写真で紹介します。
穿孔注入処理
穿孔注入処理とは、木材に穴をあけたり、壁に穴をあけ、木の内部や壁の裏側に薬剤を注入する作業を言います。
木の内部に薬剤を注入するのは、木の内部で活動しているシロアリを直接駆除したり、木の内部に浸透させ、シロアリが内部を通れなくするためのバリヤ層を作り予防処置としての作業になります。
壁の内部に薬剤を注入するのは、床下ではなく室内の壁の内部でシロアリか活動しているときや、床下側から薬剤を散布出来ない箇所があり薬剤を散布する必要があるときに、拡散ノズルと言われる360度の方向に薬剤を散布できるノズルで壁の内部に薬剤を散布し、シロアリの駆除またはシロアリの侵入を防ぐバリヤ層を作るためです。
木部への薬剤散布
木部への薬剤散布は、木の表層に薬剤のバリヤ層を作ることで、シロアリが蟻道を作れないようにしたり、木材に触れたシロアリを駆除する為に作業します。
帯状散布
帯状散布は、シロアリが侵入しやすいひび割れや隙間ができやすい、基礎コンクリートの立ち上がり、束石などの立ち上がり、材料の接地点や床下にある様々な配管の際などへ薬剤を帯状に散布薬剤を散布する作業です。
面状散布
面状散布は、主に床下の床面(ベタ基礎であればコンクリートの床、布基礎であれば土壌)に対し、薬剤を均等に薬剤を散布する作業です。
玄関での作業(コンクリートスラブ処理)
スラブ処理とは、シロアリの温床になりやすい土間周辺『玄関や在来工法の風呂場(ユニットバスではなくタイル張りのお風呂)』で行う作業で、8mm幅のドリルで土間を貫通(30㎝から50㎝)するまで穴をあけ、土間の下の土壌に薬剤を加圧注入し、シロアリを直接駆除したり、侵入を防ぐためにする作業です。
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