本日は、弊社ホームページをご覧になり地震対策として依頼をいただいた、基礎コンクリートの補強工事の様子を紹介します。
基礎コンクリートの補強工事(アラミド繊維を用いた連続繊維補修・補強工法)とは・・・
アラミド繊維を用いた連続繊維補修・補強工法は、新幹線や高速道路などの橋脚やの耐震化を目的とした公共工事で用いられるコンクリートの補強工事を言います。
阪神淡路大震災の際、高速道路が横倒しになっている映像や写真をご覧になったことがあると思いますが、連続繊維補修・補強工法はあのような未曾有の地震により公共建築物の耐震化、インフラ整備を目的として急速に実績を伸ばしています。
現在、耐震工事として屋根の軽量化や壁に構造用合板の張り付けはよく耳にしますが、木造建造物の耐震化には基礎コンクリートも含め対策をすることが重要だと考えています。
シロクリーンでは、木造住宅の基礎コンクリートの耐震化を目的としてアラミド繊維を用いた連続繊維補修・補強工法を採用し、施工しています。
基礎コンクリート補強工事の様子
開口部の養生
基礎コンクリートの補強は、床下側から施工をするので、開口部から床下に入るためその周りをしっかり養生します
施工前
施工の準備
フーチングと呼ばれる基礎コンクリートの下部まで周りを土を掘り施工対象の面を露出させます
材料がしっかり密着するように基礎コンクリートの表面についた泥やほこりを除去します
下塗り(プライマー塗り付け)
中塗り(カーボンチップ入りのエポキシ樹脂材料) ※エポキシ樹脂の接着剤は最強の接着剤と言われています
この材料は主剤と硬化剤を混合する2液性なので、機械工具を使用し攪拌します
アラミド繊維貼り付け
アラミド繊維と中塗り材の間に入った空気をローラーを使用し脱泡します
この作業を怠るとのちに密着不良で剥がれの原因になってしまいます
上塗り(中塗りと同じ、カーボンチップ入りのエポキシ樹脂材料)
アラミド繊維に材料を染みこませ押し付けるように均一に塗りつけていきます
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