本日は、60年木造住宅にて実施したシロアリ駆除・予防工事の施工紹介です。
このお宅は、リノベーションされた古民家を購入し、施主様自らDIYでコツコツ改良をされているそうなのですが、テレビで同じように古民家をリノベーションしている際、シロアリ駆除を実施いているのをみて、床下の状況が気になり無料点検の依頼をいただきました。
床下無料点検
点検口の作成
お伺いしたところ、台所や和室に点検口がなく、開口部を作成しました
床下の点検開始
蟻道の規模からしてかなり大きなシロアリのコロニー(シロアリの巣)があったと思われます
床下の木材はケヤキや杉が使われており、古民家に多いケヤキは杉よりも固い為蟻道はあっても被害にあう事は少ないです
床下の写真を見ていただきながら状況を説明し、すぐに施工依頼をいただきました。
このお宅は、床下の木材にケヤキの木材が多く使われており蟻道の多さに比べて被害は少ないように感じました。ただ、床板の交換やお風呂のユニットバス化されているのでリノベーション工事を実施した会社はこの床下の状況を把握していたはずで、なぜシロアリの対策工事を実施しなかったのか疑問を持ちました。
最近古民家購入しDIYやリノベーションをされるケースが増えてきていますが、シロアリ対策や床下環境改善をしていないことが多いように感じますが、古民家でも一般の住宅でも家を長持ちさせるには重要な工事になるので購入前でも購入後でも1度点検することをおススメします。
シロアリ駆除・予防工事の様子
床下での作業
シロアリの被害箇所の大引き、床束にも穿孔注入処理
土壌散布の様子
床上での作業
リノベーション工事で外壁や一部のサッシは交換されたり塗装されていましたが、本当にちゃんと点検してないのかなと思うほどで。 台所の窓枠にシロアリの被害があり穿孔注入処理をしました。 シロアリ被害のあった窓枠の周辺にも穿孔注入処理でシロアリの侵入を防止します。 コンクリートスラブ処理
終わりに
本日お伺いしたお宅は前述の通り古民家をリノベーションした建物でしたが、本当に知識がある人が工事に携わったのか疑問に思いましたね。
もちろんこのような事が許されるわけはなく事情を説明し、リノベーション工事をした業者様へ改修を依頼するように伝え、その業者様もすぐに対応してくれたそうなので、故意なのか、単純に知識が足りなかっただけなのか定かではありませんが、リフォーム工事やリノベーション工事をされる際は相見積もりなど複数の業者様に依頼することで依頼先を選別することをおススメしたいですね。
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