【地震対策】住宅基礎コンクリートのひび割れ補修(東京都世田谷区)

ひび割れ補修(施工前)地震対策

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東京都世田谷区にて住宅の基礎コンクリートのひび割れ対策として基礎のクラック補修をしてきました。
今日はコンクリートの中性化やその対策についてお伝えしたと思います。

【基礎コンクリートの中性化とは?コンクリートの豆知識】

一般的な戸建て住宅にはコンクリートの基礎がありますが、その中には基礎の強度を上げることを目的として鉄筋が入っています。
元々コンクリートの材料であるセメントはアルカリ性なのですが経年劣化によりセメントの成分が空気に触れる事により表面から徐々にアルカリ性から酸性に傾いていきます。これをコンクリートの中性化というのですが、コンクリートの中性化することで強度が少しずつ落ちていってしまうのです。
コンクリートの表面が白くなったり、表面を手で払うだけで粉が落ちてしまうのをよく見かけますが、それはコンクリートの中性化している証です。

ただ、表面から徐々に中性化するのはコンクリートの性質上仕方ない部分もあり、基礎コンクリートの強度として大きな心配があるわけではありません。
どういう場合に問題があるかというと、基礎コンクリートにひび割れがあり、コンクリート内の鉄筋が錆びてしまう場合です。

コンクリートは前述の通り、空気に触れている部分から中性化が進行しますが、ひび割れによって中に雨などで水分が入ったり、空気に触れることで入っている鉄筋付近まで中性化が進むとアルカリ性の膜で保護されていて錆が発生していなかった中の鉄筋が次第に錆びてしまいます。

錆びは鉄筋を膨張させ、膨張した鉄筋はコンクリートに更にひび割れを生じさせ、更に他の箇所の中性化が劇的に進行する事を繰り返す、といったように負のスパイラルに突入してしまうのです。
戸建て住宅とって基礎コンクリートは、人間でいう足首から先にあたる非常に重要な部分です。

その重要な部分がひび割れを起こし強度が弱くなってしまうと地震の時などに倒壊しやすくなってしまうといわれていますので、基礎コンクリートにひび割れがある場合はひび割れ補修などの対策する必要があるのです。

ひび割れ補修(施工前)
ひび割れ補修(施工前)
※このように基礎の風窓付近にひび割れが発生することが多いです。

ひび割れ補修(Vカット作業)
ひび割れ補修(Vカット作業)
※ひび割れにそってVの字のように中性化したコンクリート部分を削り、奥まで補修材を充填しやすくします。

ひび割れ補修(補修材を充填)
ひび割れ補修(補修材を充填し、その上にコンクリートスプレーし、仕上げ)

ひび割れ補修(施工後)
ひび割れ補修(施工後)

このような作業で基礎コンクリートのひび割れを補修し、基礎コンクリートの中性化の進行を遅らせることで大切なお住まいに末永く住めるようにする事が出来ます。

時間があるときにご自宅の基礎コンクリートひび割れがあるか、ないか確認してみて下さい。

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